12月25日、カタールで2014年度西アジアサッカー選手権が開幕した。
この大会は西アジアサッカー連盟(WAFF)に加盟している13カ国に参加する権利がある地域選手権。2000年に創設され、今回で8回目の開催となる。
ただ、地域選手権とはいえ、湾岸諸国が参加するガルフ・カップと比較すると重要度がかなり落ちる。各国も大会中にリーグ戦を中断しないことも多く、辞退する国も多い。
今回はイラン、UAEがエントリーされず、政情不安のシリアと資金不足のイエメンが辞退し9チームの参加となった。またバーレーン、イラク、オマーン、サウジアラビアが年代別の代表を、そしてカタールとレバノンがB代表チームを送り出している。
初日となった25日は2試合が行われた。
開幕戦は地元カタールが登場。相手となったパレスチナがかなりの健闘を見せたものの、89分にセットプレーからの素早いリスタートを起点に守備を崩し、ムアヤド・ハッサンのゴールでカタールが先制。最後の最後で勝利をものにした。
その後行われたバーレーンとオマーンは互いに譲らず0-0のスコアレスドローに終わり、痛み分けの結果となった。
大会は9チームが2グループに分かれてそれぞれ2試合ずつを行い、各一位と二位中最高の結果を残した1チームが決勝トーナメントに進出する。決勝戦は来年1月7日に行われる予定となっている。