先日、ブラジルの名門ヴァスコ・ダ・ガマとフルミネンセの2クラブが2部降格になったというショッキングなニュースをお伝えした。

だが、それから事態は急展開。フルミネンセはリーグ12位だったポルトゥゲーザが最終節のグレミオ戦で出場停止だったはずのMFエヴェルトンを起用したとして提訴。これが認められ、ポルトゥゲーザは勝ち点4を剥奪されてしまったのだ。この結果、勝ち点が48から44になったポルトゥゲーザが繰り下げでまさかの2部降格。一方、17位だったフルミネンセ(勝ち点46)は”奇跡”の1部残留となった。

この一件によりフルミネンセは一躍“ヒール”として国内で悪評を買っているが、その身代わりとなる形で2部降格となってしまったポルトゥゲーザ。

その心中が穏やかでないのは当然だが、なんと来シーズンは(憎き)フルミネンセに似たデザインのユニフォームでセリエBを戦う意向だと現地メディアが伝えている。

なんでも、2部降格を逃れたフルミネンセへの抗議だという。『globoesporte』によれば、このアイディアはSNS上でファンによって考え出されたものだそうで、それをクラブの首脳陣が採用したいと考えている模様。

「我々はこのアイディアをインターネットで見つけ、首脳部で検討しました。もし本当にセリエBにいることになるなら、フルミネンセのユニフォームを使うことは降格から逃れる術を見つけ出したクラブへの抗議として素晴らしいやり方になるだろうと思う」とポルトゥゲーザの副会長、ロベルト・ドス・サントスは話しているという。

なお、ポルトゥゲーザはユニフォームサプライヤーである『Lupo』と2014年末までの契約があるそう。フルミネンセのサプライヤーは『adidas』であり、『Lupo』としては”フルミネンセ”仕様のユニフォームをつくることになっても障壁はないと現地メディアでは伝えられているが、現在のところ同社からのコメントは得られていないそう。

ちなみに、ポルトゥゲーザとフルミネンセの今季ユニフォームはこんな感じ。

ポルトゥゲーザ↑ フルミネンセ↓

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そして、来季の予想ユニはこんな感じだとか


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