マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであり、元デンマーク代表GKだったピーター・シュマイケルは、苦戦の続くデイヴィッド・モイーズ監督に対して選手補強の継続を勧めている。
長年に渡ったサー・アレックス・ファーガソン体制が終了し、モイーズ体制となったユナイテッド。しかし、その移行はスムーズに進んでいるとは言い難い。ユナイテッドは昨季のプレミアリーグ王者だが、今季は既に5敗を喫しており、すっきりしない戦績からモイーズの能力を疑問視する声も多い。
モイーズを取り巻く状況は非常に厳しいものであるが、かつてユナイテッドの守護神を務めたシュマイケルは『Manchester Evening News』にて「モイーズは選手補強をもっと行うべき」という考えを示し、指揮官をフォローしている。
「彼は自分のチームを持つ必要があるね」
「彼はデイヴィッド・モイーズのマンチェスター・ユナイテッドを作り上げる必要があるのさ」
「だからモイーズは選手を獲得しているんだ。今のところまだ1人しかいないけれどね」
「モイーズは選手たちをシステムに組み込んでいるけれども、彼らは彼の(獲得した)選手じゃないのさ」
シュマイケルの考えは、モイーズのユナイテッドが花開くには、選手を獲得していくことで自分好みのチームにする必要があるということだろう。現有戦力は各国の代表クラスの選手で揃えられているが、やはり前任者との間に好みの違いが存在することを理解すべきなのかもしれない。