12月5日、UAE1部・アラビアンガルフリーグの第9節が開催された。
ともに今年AFCチャンピオンズリーグに出場するビッグクラブ、バニ・ヤス対アル・アインの試合では、三度の際どい判定が試合に大きな影響をもたらすことになった。
53分にセットプレーからバニ・ヤスが先制点を決めるのだが、ファワズ・アワナ(2011年に交通事故で死亡したテヤブ・アワナの兄)のヘディングシュートはラインを割ったか割らないかというポイントでGKハリド・イサが掻き出しており、際どい判定であった。
また、79分に決まったアル・アインの同点ゴールも判定が成否を分けた。ラインを割ると判断してユースフ・ジャベルが見送ったボールを、オマール・アブドゥラフマンが掻っ攫ってクロス。アサモア・ギャンがヘディングでネットを揺らした。
そして89分、今度はバニ・ヤスのカルロス・ムニョスがタッチライン際でボールを奪ったものの、これには審判がスローインを宣告。
判定に不満を表すバニ・ヤスの監督を務めるホルヘ・シルバ氏はこの剣幕。審判は彼に退席処分を言い渡した。
対するアル・アインのキケ・フローレス監督は「早く行け」とばかりにこのリアクション。
試合は1-1のまま終了し痛み分けに終わったものの、両チームともに審判に一言あるような内容となった。