小学生時代から「天才」と呼ばれ、2009年にガンバ大阪史上最年少となる17歳14日でデビューを果たした宇佐美貴史。

その後クラブの主力に成長し、2011年夏から2シーズン、それぞれ1年の期限付き移籍(完全移籍のオプション付き)でバイエルン・ミュンヘンとホッフェンハイムへ加入。しかし、前者ではビッグクラブの壁に阻まれ、後者もシーズンが進むに連れて出場機会が減少。今年夏にG大阪への復帰を余儀なくされた。

欧州のトップリーグからJ2へ。「都落ち」とも言える古巣帰還であったが、そのプレーはやはり、“並”ではなかった。ドイツの地で技術や強さ、判断力が磨かれ、より洗練された21歳のアタッカーは、まるで外国人助っ人のような存在感でゴールを量産。G大阪のJ2優勝&1年でのJ1復帰に貢献し、自身も1試合1ゴールを上回る、18試合で得点ランキング2位の19ゴールをあげた。

そんな宇佐美の2013シーズンのプレーをプレイバック。

W杯の前年にJ2で大活躍した若手選手と言えば、2009シーズンのJ2得点王に輝いた香川真司(セレッソ大阪)が記憶に新しい。香川は結局W杯に出場することができなかったが、宇佐美は果たして・・・そんなことまで考えてしまう、圧巻のパフォーマンスであった。


【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介