11月25日、アフラム紙は「13/14シーズンのエジプト・プレミアリーグの開幕が再び延期され、12月26日に変更された」と報じた。
昨年3月に発生した70名以上の死者を出した観客の暴動事件、さらに事実上の軍事クーデターによるムハンマド・ムルシ大統領の追放から派生した治安の悪化などにより、新シーズンの開幕が遅れているエジプト。
当初は11月23日に開幕戦が行われる予定となっていたものの、その後2度の延期を経て12月7日にスケジュールされていた。
しかし、11月25日に開催されるはずだった組み合わせ抽選会に、アル・アハリとガジ・アル・マハラの代表者が出席せず。そのため、すべてのクラブの代表者が揃うまで投票、抽選については延期する方針がとられることに。
抽選会は改めて12月2日に行われることとなり、それに従い、開幕についても上記のスケジュールに設定された。
とはいえ、アル・アハリが欠席したのはもちろん一身上の都合などではなく、スポンサー収入や放映権料を巡っての対立に端を発している。
エジプト最大の人気クラブであるアル・アハリは、収入の配分について不満を持っており、要求が通らない場合はクラブ単独でテレビ放映権を販売すると脅しをかけている状態にある。
これが解決されないのであればアル・アハリは再び同じようにボイコットを繰り返す可能性が高く、その場合今回設定されたスケジュール通りに物事が進むとは考えにくい。