スペインのW杯初優勝とEURO連覇の大きな原動力となった選手の一人、バルセロナMFチャビ・エルナンデス。

現役屈指のパスマスターとして名を馳せる彼の特徴と言えば、堅実なパス&ムーブやゲームコントロールの上手さ、ボールキープなどであるが、実はヒールの使い方も非常に巧みで、先日、2-1で勝利したレアル・マドリーとのエル・クラシコでもこんなプレーがあった。

ヒールで浮き球をコントロールし、ワンタッチでスペースへ落として次のプレーに繋げたチャビ。33歳の熟年の技を感じさせる。

そんな彼のヒールでのパス・コントロール集があったので紹介したい。

それほど長くない映像の中で共通して見えてくるのは、ヒールキックというのは基本的に、直前にいた場所(=スペース)を生かすのに適した技術だという点だろう。

相手の対応にもよるため常に有効なわけではないが、相手選手に選択肢として与えておけば他のコントロールをする際に先手を取ることもでき、まただからこそヒールパスも効果を発揮する。そうした駆け引きの部分の巧みさを感じさせてくれるチャビの妙技だと言える。


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