アーセナルのアタッカー、セオ・ウォルコットにモナコが関心を示しているようだ。
リーグ・アンに復帰して最初のシーズンのモナコだが、7勝4分0敗の勝ち点25で首位のPSGと得失点差1のみの2位と夏の移籍マーケットで行った大型補強が大きく成果を残しており、1月のマーケットへ向けて多くの選手と噂になっている。
『TuttoMercato』が報じるところによれば、現在ターゲットとしている選手はイングランド代表アタッカーのウォルコットであり、4000万ユーロという巨額での獲得を目指しているという。24歳のウォルコットは9月に負傷して以降欠場しており、絶好調のアーセナルにおいて出遅れている格好と言える。
モナコはこの状況に目をつけているようだが、元モナコの指揮官であるアルセーヌ・ヴェンゲルは簡単にウォルコットを手放す事は無いだろう。昨季やっとの事で契約延長にこぎつけたばかりであり、シーズン後半の大事な時期で選手層を厚くしたいはずだ。
しかし、4000万ユーロという金額がもしかしたらヴェンゲルの気持ちを変えるかもしれないという。4000万ユーロあれば、ウォルコットに匹敵する選手やそれ以上の選手を獲得することが可能になるからだ。
モナコは夏の移籍マーケットで台風の目となったが、冬の移籍マーケットでは更に勢力を強める事は間違いないだろう。それは現在リーグ・アンで首位と勝ち点差1の2位につけている事にある。夏のマーケットでは「大金で有力選手を獲得するクラブ」という印象を拭えなかったが、チャンピオンズリーグ出場権を確保することも可能な現在の順位が彼らのイメージを変えたからだ。
夏とは異なる状況へと変化させることに成功しただけに、モナコがウォルコット獲得の実現性は必ずしもゼロでは無いだろう。