ベンフィカのMF、ネマニャ・マティッチは噂されるチェルシー復帰について歓迎の意向を示している。
レッドスター、パルチザンという2大チームのユースで育ち、16才でFKコルバラとプロ契約を結んだマティッチは、2007年から所属したコシツェでの活躍からセルビアU-21代表に選出され、さらに2009年にチェルシーに引き抜かれるというステップアップを成し遂げた。しかしチェルシーでは出番がなく、その翌シーズンはローンでフィテッセへ移籍。2011年の夏にはダヴィド・ルイスの移籍の一部としてベンフィカに放出されている。
攻撃に守備にと働ける司令塔タイプとして知られていたが、徐々にポジションを後ろに変え、長身ボランチとして成長した。高さに加えスピードを備えており、足元の技術もあるのが特徴。左足のキック精度が高く、セットプレーを蹴っていた時期もある。先日行われた日本代表との親善試合でもスタメン出場をはたしていた。
チェルシーの指揮官、ジョゼ・モウリーニョはハードなプレーのできるMFを探しており、マティッチをターゲットにしているという。マティッチがかつてチェルシーに加入した際の指揮官がモウリーニョであっただけに、再びその才能に興味を抱いていると言えるだろう。
マティッチ本人もこれらの噂に気づいているようであり、『TuttoMercatoWeb』に対して以下のように語っている。
「誇らしいね。リスボンにはもう1年残りたい。だけど、もしモウリーニョのような人が自分をロンドンへ連れ戻すことを望んでくれるならば、それはプレミアリーグで自分がプレーできる事を示す機会となるだろう」