2014年のW杯に向けた予選もいよいよ最終局面を迎え、ブラジル行きを決める国が続々と現れているが、いつもと違う様相を見せているのが北中米カリブ海予選だ。
既に本大会出場を決めたアメリカ、コスタリカに対し、昨年のロンドン五輪で金メダルに輝いたこの地域の雄メキシコはというと、1試合を残した時点でいまだ4位。3位ホンジュラスとの勝ち点差は3で、ホンジュラスの最終戦の相手が最下位ジャマイカであることを考えると、プレーオフ行きが濃厚となっている。
実は、5位で迎えた11日のパナマ戦の結果次第では、それ以上の“悲劇”も考えられたのだが、ラウール・ヒメネスが決めた見事なバイシクルシュートにより2-1で勝利。そしてメキシコは、このパナマ戦で来年のW杯に向けた新ユニフォームをお披露目した。
試合当日に発表されたメキシコの新しいホームモデル。これまで通り緑をベースに、中央に配置された協会エンブレムからトリコロール(3色)で描かれた電撃のようなモチーフが特徴。強さ、情熱、誇りを表現したデザインで、メキシコ代表らしいスピード感を演出する。
前身頃の下部は濃淡の緑によるストライプ柄。シャツ全体も上下で濃淡が使い分けられている。
後身頃の上部に入れられた「México」のロゴも独特のデザイン。その下にはトリコロールのラインが見える。
さらに面白いのがソックスのデザイン。こう見ると、まるで漫画やアニメのキャラクターのような雰囲気だ。
【試合のハイライト】
15日の予選最終節、コスタリカとのアウェイゲームで奇跡の滑り込みを目指すメキシコ。ただ、順当にプレーオフ行きとなった場合は来月、オセアニア王者のニュージーランドとホーム&アウェイで対戦する。