現地時間11日に行われた国際親善試合、セルビア対日本の試合は2-0でセルビアが勝利した。
2014年W杯の欧州予選からすでに敗退が決まっているセルビアだったが、ベテランと若手が融合したチームでまずまずの内容を披露。試合はタディッチとヨイッチのゴールで勝利を掴んだ。
そんな親善試合は、同国のレジェンド、デヤン・スタンコヴィッチの引退試合でもあった。スタンコヴィッチはこの試合先発で出場し、12分でピッチを後に。
ピッチを後にするスタンコヴィッチのために両チームのイレブンは列をなし、スタンコヴィッチを拍手で出迎えるという心温まるシーンも見られた。
試合後、セルビア代表のシニシャ・ミハイロヴィッチは記者会見で以下のように答えている。
シニシャ・ミハイロヴィッチ監督
「このような引退試合に立ち会えたのは、私や選手たちにとって名誉なことだ。誰しも一度はスタンコヴィッチの試合を見たことがあるだろうし、彼のクオリティを知っているだろうからね」
「日本は世界最速でW杯出場を決めた国だそのことが彼らのクオリティの高さを物語っている。アルベルト・ザッケローニ監督に導かれ、彼らは素晴らしかった。秀でた技術を携えている。さすがにW杯の出場国だね」
「我々は、数選手を欠くことになったけれど、後半は上手くいった。日本は素晴らしかったが、勝ったのは我々だ。欧州予選の時も我々はいい時もあったが、敗戦を重ね過ぎた。ゆっくりとチームが成長している証拠だね」