10月9日、ロイター通信は「レフスキ・ソフィアの新監督に任命されたイヴァイロ・ペテフ氏は、記者会見でファンに抗議されたことを受けて、就任から1日で辞任を表明した」と報じた。

イヴァイロ・ペテフ氏は1975年生まれの38歳。昨季までルドゴレツを率いて、2年連続のリーグ優勝という大きな結果を残した新進気鋭の若手監督である。

10月8日にスラヴィサ・ヨカノヴィッチ前監督の解雇に伴い、彼がレフスキ・ソフィアの新監督に就任することが決定していた。

しかし、それを発表するために開いた記者会見で、20~30名のファンに囲まれ「あなたは歓迎されていない、出て行け、シャツを脱げ、レフスキはあなたの元ではプレーしない」と抗議を受けることに。最終的には着ていたクラブのジャージとシャツを強制的に脱がされることになった。

記事によれば、この襲撃の理由は、イヴァイロ・ペテフ氏がレフスキ・ソフィアのライバルであるCSKAソフィアのファンであると考えられているからであるという。

レフスキ・ソフィアのチーフエグゼクティブを務めるナスコ・シラコフ、またオーナーのトドル・バトコフもこれを悲しい出来事だと話し、ペテフ氏を監督に迎える意向を崩さなかったが、その1日後にペテフ氏が辞任を表明したという。

ロイター

ナスコ・シラコフ レフスキ・ソフィアチーフエグゼクティブ

「これは自分の人生の中で、最も困難な日だ。どこの世界にファンがコーチを選ぶところがあるというのか」

トドル・バトコフ レフスキ・ソフィアオーナー

「不名誉な出来事だ。全く前例のない事件だ。我々のクラブの大きな汚点である。しかし、我々は自分たちの決定を守る。イヴァイロ・ペテフはレフスキの新監督だ」

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