ドイツ4部のチームが決めた素晴らしいトリックFKについて先日お伝えしたが、今度はフットサルでの見事なトリックプレーを紹介。
先月28日、アルゼンチンの『17 de Agosto』(8月17日という意味)というフットサルチームが決めたプレーが地元アルゼンチンなどで話題となっている。 『17 de Agosto』はリーグ第9節でアメリカ(América)というチームと対戦すると、8-9と1点をリードされたところでフリーキックを獲得。 ここで『17 de Agosto』のキャプテン、マウロ・ゴドイ選手はタイムアウトを要求。そして、レオナルド・バリオス監督から選手たちが指示を受けた後、見せたプレーがこちら。
ボールを蹴ろうとしたアグスティン・モラレス選手とアーロン・ルビーニ選手がぶつかって倒れた直後、間髪入れずにオスカル・アリエタ選手がシュートを放つと相手ネットを揺らすゴラッソに! この見事なトリックプレーで試合は9-9の同点となった。
このプレーについて『17 de Agosto』の監督、選手たちは現地メディアに対しこのように述べたそう。
バリオス監督、「このプレーは5年前に11人の試合(MLS?)で見ていて、スポルティボ・バラカス(戦?)でも練習していたけど、成功したことはなかった」、
「(タイムアウトの際)アグスティンがやってきて、『監督、ぶつかるやつだ』と言ってきた。先週?もやっていてもう一度やりたがっていた、マウロ・ゴドイは別のプレーをしたがっていたが。 それに分かっていたことは我々には時間(試合の残り時間)がなく、ここままでは負ける。フリーキックを得たので、彼らにあれをやるんだと言った。 選手たちが自分自身のことを信じたというのが事実で、それがあれば何をするにも十分さ」
モラレス選手、「少しは練習してたけど、試合中にあれをやるって考えるのはクレイジーに思えた。監督はいっつも特別な状況になったらやるだろうって言い張っていたんだ」 、「レオ(バリオス監督)は僕らにリスクを冒すために勇気づけてくれた。あの時、誰も反対しなかった。誰もが自分たちのやることに自信をもっていた」
ルビーニ選手、「(FKが失敗していたら)致命的なカウンターを受けただろうね。でも、僕らには成し遂げる自信があった」
また、このプレーが大きな話題となっていることについてはこのように語ったそう。
モラレス選手、「計画していたことを遂行できた満足感があるし特別なものさ」
ルビーニ選手、「そうだね、特別なものだね。あのプレーは普段目にするようなものじゃないし、普通じゃないものさ。試合も拮抗していたし。 本当のところはこの数日でこんなに影響があることに驚いたよ。あれを成し遂げたグループにいれて幸せだよ」
バリオス監督、「私と自分自身を信じてくれた選手たちに感謝したい。 我々は歴史を刻んだグループであり、みんなが『17 de Agosto』のファミリーさ」
ちなみに、こういった相手の目を欺こうとするトリックプレーを多用するチームが日本のFリーグにもある。
先日、テレビ朝日で放送された『マツコ&有吉の怒り新党』の人気コーナー「新・3大〇〇調査会」でFリーグの『館山マリオ監督のとっておきの秘策』が紹介されこちらも大変話題となったが、そんなパサジィ大分のトリックプレーはこちら。