世界有数のビッグクラブであるマンチェスター・ユナイテッドで2年目を迎えた今季、香川真司は監督交代の影響もあり、昨季ほどの活躍どころかプレー時間もなかなか得られていない。そんな24歳の日本代表MFの現状について、『FIFA.com』が伝えている。

日本代表選手は昨年の夏にボルシア・ドルトムントから加入して以来、サー・アレックス・ファーガソン前監督や後継者であるデイヴィッド・モイーズ監督の下でそれほど重要ではない存在として扱われている。土曜日、WBAに2-1で敗れた試合において、香川はハーフタイムに交代。香川本人もプレミアリーグ王者に留まるには大きなインパクトを起こす必要があることを認めている。

香川は新聞紙上でこのように語っている。

「これらを(監督からの)何らかのメッセージとして受け取らなければいけない。もっともっと改善する必要があるし、さもなければこのクラブで生き残れない。これをポジティブな方に捉えなければいけないし、全力を尽くす事を続けなければいけない」

レヴァークーゼンに勝利したチャンピオンズリーグではスターであったが、WBA戦は香川にとって今季のプレミアリーグの幕開け。彼はWBA戦で(ピッチに)残っていればもう少しやれたと感じている様子だ。

「後半にはもっとスペースを見つけてチャンスを作ることができたと思う」

「その点では残念だった。確かに、あまり試合に入り込めていなかった。それほど多くボールにも触れられなかったけど、辛抱強くあろうとした。だからそれほど悪いとは感じていない」

来年、ブラジルで開催されるW杯に向け、日本代表の背番号10の状態は日本人ならずとも気になるところだろう。とはいえ、選手が結果を残すのはやはりピッチの上である。香川も与えられたチャンスを確実にものにし、この苦境をなんとか乗り越えていきたい。

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