9月25日、ガゼッタ・デッロ・スポルトは「ロベルト・マンチーニ氏は、バロテッリは怒りをコントロールする必要があると話した」と報じた。
現代のサッカー界で指折りの問題児として知られるマリオ・バロテッリは、先週末にもナポリ戦でレッドカードを受けた後に審判に向かって侮辱的発言を行い、三試合の出場停止処分を受けた。
昨季までマンチェスター・シティの監督を務め、イングランドでバロテッリの指導を行っていたロベルト・マンチーニ氏は「彼はいちいち反応するから格好の標的になるんだ」と話したという。
ガゼッタ・デッロ・スポルト
ロベルト・マンチーニ
「これらのトラブルを終わらせる唯一の方法は、彼(バロテッリ)が怒りと攻撃性に抵抗することを学ぶことだけだ。負のスパイラルを打破しなければならない。もし言葉にいちいち反応しなくなれば、彼は自然とターゲットではなくなるんだよ。
世界中のディフェンダー全員が知っているよ、彼がたった2発のキックで正気を失うことをね。だからそうされてしまうわけだ。
イングランドでは、彼をマークした選手の数人と口論しなくてはいけなくなった。明らかに彼を挑発しようとしているとき、そういうことが起こった。しかし多かれ少なかれ、誰もが彼を退場させてやろうとしているんだよ。
私は、アッレグーリ(ミラン監督)は良い仕事をしていると思う。しかし、マリオ(・バロテッリ)の相手は監督にとっては簡単ではないよ。
なにせ、正気のときの彼は人の話を根気よく聞くことも出来、再び過ちを犯さないと約束することも出来るんだからね。彼は誠実だ。
しかし、また他の爆発を起こして、結局事は全て振り出しに戻ってしまうんだ」