マンチェスター・シティとバルセロナがバレンシアのアタッカー、カルレス・ヒルの獲得を狙っていると『Super Deporte』が報じている。
20歳のアタッカーはバレンシアの下部組織出身でありU-21の代表経験のあるヒルだが、定期的な出場機会を得るために昨季よりエルチェへとローン移籍している。
スタイリッシュで攻撃的なプレーメーカーはスペイン代表MFのダビド・シルバと比較される事が多く、現在マンチェスター・シティで活躍しているシルバもバレンシアでキャリアをスタートさせている。シティの指揮官、マヌエル・ペジェグリーニはこの「NEXTダビド・シルバ」を手元で育てたいと考えているという。
だが、バルセロナもこの若き才能に大きな関心を寄せており、シティよりも優位に経っているという。シティは大物選手の獲得が相次いでおり、ヒルのような若き才能がスターティングラインナップに割って入る事はなかなか難しいからである。バルセロナは若手の起用に積極的なだけに有利、という事のようだ。
バレンシアは近年毎年のようにスター選手を売却している。ファン・マタはチェルシー、ロベルト・ソルダードはトッテナムへと旅立った。最高のタレントを育てることに定評があるだけに、すぐではなくとも売却する日が訪れるといわれている。