9月3日、セッドドイチェは「元ドイツ代表MFトーマス・ヒツルスペルガーが現役引退を表明した」と報じた。

トーマス・ヒツルスペルガーは1982年生まれの31歳。ドイツ人選手には珍しくプレミアリーグでデビューを果たしてレギュラーを獲得した、異色のセンターハーフ。左足から繰り出される強烈なキックから「ハンマー」との異名を取った。

2000年にバイエルン・ミュンヘンのユースからアストン・ヴィラに引き抜かれ、チェスターフィールドへのレンタル移籍を経て復帰。02/03シーズンからはチームの主力となって活躍を見せた。

そしてその後は母国に戻りシュトゥットガルトで4年半に渡ってプレー。2006年には母国開催のワールドカップにも参加し、06/07シーズンにはブンデスリーガ制覇を成し遂げた。

しかし、2010年1月にイタリア・セリエAのラツィオに移籍したころから調子を崩し、慢性的な負傷が悪化。その後はウエストハム、ヴォルフスブルクと移籍し、昨季はエヴァートンと契約していたが、僅か7試合の出場に終わり、シーズン終了後に放出されていた。

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