9月3日、イングランド三部のリーグ・ワンに所属しているシェフィールド・ユナイテッドは、「サウジアラビアの王子が共同所有者となった」と発表した。
シェフィールド・ユナイテッドの株を50%買い取ったのは、上記のようにサウジアラビアの王子であるプリンス・アブドゥラ・ビン・ムサード・ビン・アブドゥル・サウード氏。
彼はサウジ製紙グループの創業者兼会長であり、様々な分野に国際的に投資を行っている実業家。そして、同時にサッカーファンとしても知られており、サウジアラビアサッカー民営化委員長を務めているほか、アル・ヒラルの会長を経験している。
シェフィールド・ユナイテッドは1889年に創設されたイングランドでも歴史が深いクラブであり、1897/88シーズンはディヴィジョン・ワンを制し王者となった記録を持つ古豪。近年では後にイングランド代表となったジャギエルカを擁していた06/07シーズンにプレミアリーグに昇格しているが、1年で降格。10/11シーズンには二部からも降格し、現在は三部を戦っている。
クラブ公式
プリンス・アブドゥラ・ビン・ムサード・ビン・アブドゥル・サウード
「私は、大きな歴史があり洗練された組織を持つ、家族のようなクラブに投資することが出来て嬉しく思う。125年にもなろうとしているシェフィールド・ユナイテッドの歴史に参加できることに。
共同所有者であるケヴィン・マケイブのように、私はブレイズ(シェフィールド・ユナイテッドの愛称)の組織全体と仕事をし、目標を達成しようと決心している。
とはいえ、金銭については賢明に費やしていくべきだと思っている。どんな場合でも、コストの管理には応じていかなければならない」