今シーズンよりフィオレンティーナに活躍の場を移す、ホアキン・サンチェス。
縦に縦にと強引に突破してくドリブルは国内外から多くのファンを集め、スペインでは3つのクラブで実に13シーズンを過ごした。2002年の日韓ワールドカップでは準々決勝の韓国戦で疑惑の判定に泣くなど、日本での知名度も高い。
本日よりセリエAが開幕するということで、今回はスペイン紙『MARCA』に語ったホアキンのショートインタビューを紹介することにしよう。
MARCA
ホアキン・サンチェス(フィオレンティーナ)
Q. イタリアに来て、文化の違い(カルチャーショック)には慣れましたか?
A. 「スペイン国外でのプレーは僕にとって初めてのことなんだ。何ごとも最初は戸惑うものだけど、周囲の人もプレーに関しても私はとても恵まれていると感じている。
フィレンツェは美しい街だ。観光客にも人気がありながら、それでいて落ち着きがあって静かなのがいいね」
Q. なぜ新天地にフィオレンティーナを選ばれたのですか?
A. 「本当はマラガに残留するつもりでいたんだ。契約期間は1年残っていたし、クラブの主力として素晴らしい2シーズンを送っていたからね。
けれど、クラブをめぐる状況が一変し、移籍先を探さなければならなくなった。スペインでは30歳を超えると、選手はまるで“終わった選手”であるかのような刻印を押されるんだ。だから、スペインではなかなか移籍先が見つからなくてね。別に松葉杖をついているわけでもないのに、驚いちゃうよね(笑)
そんな時、フィオレンティーナのディレクター、エドゥアルド・マシアが僕に興味を示してくれて、マラガと交渉してくれたんだ。いい転機になったと思っているよ」
Q. サポーターたちも楽しみにしています。
A. 「フィレンツェの人たちのフットボールに対する情熱には、驚くばかりだよ。期待は高いだろうね。フィオレンティーナは近年素晴らしいシーズンを送ってきたし、新加入選手も加わった。今年はサポーターも僕達たちにより期待をしているんだ」
Q. イタリアでのトレーニングはやはりタフでしたか?
A. 「練習のタフさは、確かに私を驚かせたこと一つだね。トレーニングについては、みんなから「イタリアは走る練習が多いよ」と聞いていたけど、それだけは違ったね。モンテッラ監督のトレーニング(drill)は、ボールを使うものがほとんどなんだ」