8月23日、ガーナ1部リーグのハーツ・オブ・オークは「元ガーナ代表キャプテンのスティーヴン・アッピアーが練習に参加している」と発表した。
記事によればアッピアーは代理人が海外クラブへの移籍を模索している一方で、自身がプロデビューを果たしたハーツ・オブ・オークへの復帰にも意欲を示しているという。
スティーヴン・アッピアーは1980年生まれの32歳。1997年にウディネーゼと契約し、イタリアで頭角を現したセンターハーフ。2000年から所属したパルマでは中田英寿選手とも同僚となり、02/03シーズンはブレシアへのレンタル移籍でロベルト・バッジョを支えた経験も持っている。また、2003年にユヴェントスへと移籍したことでも有名。
ガーナ代表でも中心選手としてチームを支え、後にキャプテンに就任。アフリカネイションズカップとワールドカップ2大会ずつに出場し、ガーナ最優秀選手賞にも2度輝いている。
しかし2007年に大きな膝の怪我を負って以来キャリアは安定せず、かつてプレーしたイタリアに戻ってボローニャ、チェゼーナに所属したが活躍できず。昨年は半年間だけセルビアのヴォイヴォディナでプレーし、そこそこの結果を残したが、シーズン終了後に退団。それから1年あまり所属クラブがない状態が続いていた。
クラブ公式
スティーヴン・アッピアー
「もしハーツ・オブ・オークのために再びプレーできる機会が訪れれば、私はそうするだろう。誰がなんと言おうとね。自分が持っている評価やイメージで、クラブに商業的な利益をもたらすことが出来ると思う。
(1996年に15歳でデビューし、アサンテ・コトコを相手に2得点を決めたことについて)
これはガーナのサッカーにおいて最も大きなカードだ。僕はそのとき全くの少年であったが、特別な試合になった。
ハーツ・オブ・オークはいつか昔のような地位に戻ることが出来ると信じている。最近、リザーブチームに若いタレントを積極的に呼び込んでいると聞いて、とても嬉しく感じた。育成は、より促進され、改善されるべきものだからね」