2014FIFAワールドカップの開幕まであと296日と迫った20日、ついに本大会のチケットの一般販売がFIFA公式サイトにてスタートした。
『The Telegraph』によると、ブラジル大会のチケットは1枚につき最も安いもので58ポンド(およそ8,800円)、最も高いもので633ポンド(およそ61,000円)の値がつけられているという。
ブラジルでは先々月、FIFAコンフェデレーションズカップを開催。スタジアムには計およそ80万人が押し寄せ、平均観客動員数の50,291人は同大会史上2番目の記録である。ブラジル国内でもかなりの人気だったようで、チケットセンターにはおよそ3時間待ちの長蛇の列ができたという。
近年の大会でチケット売上が好調だったのが、2006年のドイツ大会だ。ドイツ大会でのチケット獲得倍率はおよそ7倍で、330万人もの観客動員を記録した。一方、2010年南アフリカ大会では若干売り上げが落ち込み、200万枚のチケットが一般客に販売されたという。
FIFAのマーケティング・ディレクター、ティエリ・ウェイルは「チケットの売れ行きを予想するのは、毎大会難しいことだね。しかし、今回のチケット販売がドイツ大会の時のような売れ行きに向かっていくと強く信じているよ。今回のワールドカップのチケットにはものすごい需要がある。まぁ、開幕すれば分かるよ(笑)」とコメント。
さらに、「コンフェデレーションズカップが単なる試験イベントではないということを、我々は理解している。しかし、大会を運営する側にとって、そういったテスト期間をもてたことはとても貴重だった。コンフェデレーションズカップでの経験から、多くのものを学んだね」とコンフェデレーションズカップの存在の大きさを繰り返した。