元オランダ代表で昨季限りで現役を退いたマルク・ファン・ボメルが古巣対決となるチャンピオンズリーグ予備戦についてどちらを応援するか本気で困っているようだ。そんなファン・ボメルが『Milan Channel』に対して激突について語っているのだが、両クラブにはひとしお思い入れがあるようで、内容がどっちつかずとなり面白い事となっている。
「チャンピオンズリーグの予備戦はPSVアイントホーフェンにとってもミランにとっても非常に難しいものになるだろうね。PSVのスカッドには大きな変更があったし、彼らは若い選手を多く抱えている。ミランはPSVがどんなプレーをするかわからない。彼らはたくさん走るよ。だがミランはミランだ。彼らは今も素晴らしいチームであり、彼らは今も素晴らしい選手たちを抱えている」
ややPSV優勢?かとおもいきやミランも賞賛。
「PSVは若いチームであり、とても強く攻撃は素早い。そして彼らは若いディフェンスをもっている。、ミランが相手だから観るのが楽しみな試合になるだろうね。正直誰がどうなるかわかるというんだい?アダム・マヘルはPSVの最高の選手だよ。彼は目を離すべきではない選手の1人だね。彼は簡単にゴールを決めてしまうし、才能豊かな選手だよ。PSVは若いチームであり、走って攻撃したいという気持ちをたくさん持っているからミランにとっては難しいと思うよ。PSVファンに言えること?ミランはミランだという事さ」
やっぱりPSVを賞賛するんだけど、ミランの強さについてもきっちり。
「ミランにはボアテング、バロテッリそして私が幸運にも一緒にプレーした選手たちがいる。彼らの守備はもちろん強いね。そうじゃなければ彼らはミランでプレーしていないよ。PSVはミランと一緒になって不幸だったよ。ナイジェル・デ・ヨング?彼は良い選手だよ。彼とは代表チームでプレーしたし、ワールドカップのファイナルまで一緒にいった。デ・ヨングは私にとても似ているよ。彼はとても酷い怪我を負っていたが、強くなって帰ってきたね。ナイジェルは素晴らしい人間であり、いつも彼が敵のチームにいるよりも見方でいる方が本当に良かったよ。」
マヘルについては激推しするものの、代表の相方に対しては「良い選手」という評価な所にPSV優勢感あり?
「ウルビー・エマヌエルソン?エマヌエルソンにとってはミランへやってくるのは簡単なことじゃなかった。彼は去年イングランドにいた(シーズンローンでフラムに在籍)。そして今彼は自分のキャリアを前へ進める必要がある。たとえポジションを変えたとしても、皆、ミランのためにプレーがしたい。ミランのシャツを着ているということだけで幸せになるんだよ」
シーズンローン帰りで出場機会が不透明なエマヌエルソンについても振られてしまうファン・ボメル。
「ミランとPSVのどちらを応援するか?優れたチームが勝つ事を望んでいるよ。ミランでは1年半プレーしたね。だけど、まるで10年プレーしたように感じているよ。本当に素晴らしかったから退団する時に涙したんだよ。PSVでは7年プレーした。だが最高の選手たちはミランでプレーした選手たちだよ。彼らは去年みんないなくなっちゃったけどね。どっちを応援するかなんて決めるのは僕には難しいよ。1チームしか突破できないからね!」
まさかの「みんないなくなっちゃった」発言!監督として戻ってきたいと発言していたようだが、大丈夫か?
と、賞賛の嵐の中で揺れ動くファン・ボメルの心。ミランの公式チャンネルでのインタビューということをふまえているはずなのに「去年みんないなくなっちゃった」とぶっちゃけるあたりがファン・ボメルの実直さであろうか。
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