今週末から開幕する、2013-14シーズンのリーガ・エスパニョーラ。

ワールドカップ前最後のシーズンということもあり、今シーズンも情熱の地スペインで再び熱い熱戦を披露してくれることだろう。

そんなリーガに所属するクラブの中で、バスク人を中心としたチーム作りで知られているのがアスレティック・ビルバオだ。ビルバオはリーガに在籍するチームの中で、バルセロナ、レアル・マドリーとともに二部リーグに降格したことのない数少ない古豪である。

そんなビルバオは現在新スタジアムの建設中なのだが、数日後にリーグの開幕を迎える今になっても、未だに工事が完了していないらしい。写真と動画で見てみよう。

ご覧の通り、リーグ開幕を目前にしても芝生すら張れていないというこの現状・・・。

ビルバオの新スタジアムは「サン・マメス・パリア」という。昨シーズンまで100年間使用していたサン・マメスを取り壊し、2013-14シーズンからビルバオのホームスタジアムとして使用される。

ビルバオは8月23日の第2節にこのサン・マメス・パリアでオサスナ戦を控えているが、今回の遅れを受け、同じバスク自治州にあるレアル・ソシエダのホーム、エスタディオ・アノエタで代替開催することを発表。

なお、サン・マメス・バリアの建設工事は9月20日に完成する予定であり、第4節のセルタ戦も代替開催が濃厚であるという。ビルバオの新スタジアムのこけら落としは、リーガの開幕から1ヶ月後のことになりそうだ。

ちなみにこのサン・マメス・バリアだが、ビルバオの試合だけではなく、バスク代表の試合でも積極的に利用されるとか。世界王者、そして欧州王者の称号を欲しいままにしてもなお、このような話が出てくるというところに、民族意識激しいスペインの内実を知ることができる。

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