8月21日、3ヶ月近くの中断期間を経てAFCチャンピオンズリーグがついに再開される。日本からは柏レイソルがベスト8に唯一生き残り、アル・シャバブ(サウジアラビア)と次ラウンド進出を争うことになる。

イランも出場した4チームのなか、生き残ったのは1チーム。それが青いユニホームで知られる名門エステグラルである。エースストライカーとして活躍するファルハド・マジディは1976年生まれの37歳。一度は引退したものの、愛するクラブから再契約の誘いを受け、ピッチに復帰してきた大ベテランだ。

ブリーラム・ユナイテッドとの試合を前に、マジディは「ワールドカップに選ばれるより、ACLで優勝したい」と話した。

PLDC

ファルハド・マジディ

「2003年にアル・アインでAFCチャンピオンズリーグを制覇したことは、自分のキャリアの中で最高の思い出であり、最高の名誉の一つだ。

しかし、もし愛するエステグラルで優勝できたら、自分にとってはより大きな喜びだし、おそらく私の中では唯一まだ満たされていない欲望なんだ。エステグラルで今年のタイトルを獲得できたら、ワールドカップでイラン代表に選ばれるよりも嬉しく感じると思うね。

エステグラルはアジアの中では強豪だし、これまでの大会でも良い結果は残してきている。ブリーラム・ユナイテッド(タイ)は強いチームだと知っているが、ベスト4に進出するためこの2試合に集中して望む。

私は昔タイのチームと一回戦ったことがある。UAEに居た頃だ。2003年の決勝で、テロ・サーサナと対戦したんだ。だけど、ブリーラムについてはそんなに知らない。

とはいえ、最近の彼らの試合であれば分析できる。基本的に相手を過小評価することはないが、それほど厳しい相手ではないとは思っている。ホームで行うファーストレグでは多くのファンの後押しを受けて勝利を収め、ベスト4への切符を勝ち取れるように願っている。

AFCチャンピオンズリーグは年々進歩しているし、勝ったチームはアジアの強豪ばかり。特に韓国のチームは、ここ数年多くを手にしてきたね。しかし、今年イランのサッカーを代表しているチームはエステグラルであり、シーズンの最後に勝者となれることを願っているよ」

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