1990年代後半にモハメド・アルファイド氏がオーナーとなり、2001年に久々となるトップディヴィジョン復帰を果たしたフラム。以降、12シーズンをプレミアリーグで過ごし、2009-10シーズンには奇跡的な快進撃でヨーロッパリーグ準優勝を果たしたが、今年、アメリカ人のシャヒド・カーン氏がチームを買収。3年目のマルティン・ヨル監督とともにチームは新たな時代を迎えた。
フラムは今オフ、サプライヤーをKappaから、1997年から2003年にかけて契約していたadidasへ変更。2013-14ホームモデルはクラブカラーである白と黒をベースに、adidasのニューモデルらしい“V字”が特徴のデザインを採用している。
胸スポンサーは先月契約を発表した、オンライン・スポーツベッティングのMarathonbet。クラブ史上最高額での契約で、1年の延長オプション付きの2年契約となっている。
10年ぶりの復縁となったフラムとadidas。前回の契約最終年は、ちょうど元日本代表の稲本潤一がアーセナルからローンで移籍した2002-03シーズン。稲本がインタートトカップ決勝のボローニャ戦において、欧州で日本人初のハットトリックを達成したのがこのユニフォームである。
赤を採用したアウェイは、ジャン・ティガナ監督のもと2部リーグで圧倒的な強さを見せてプレミアリーグへ昇格した、2000-01シーズンのアウェイモデル(一番下の写真参照)がベース。コテイジャーズにとっては懐かしいデザインだろう。