ル・パリジャンは8月2日、「パリ・サンジェルマンは今季限りでナイキとの契約を終える可能性がある」と報じた。

記事によれば、パリ・サンジェルマンはこれまで20年以上に渡ってナイキのユニホームを使用してきたものの、クラブ側が求める契約金の上積みが認められていないため、他のブランドとの契約を考えているのだという。

パリ・サンジェルマンのアル・ハライフィ会長は、このところのメディア露出の頻度、欧州の中での地位向上などを考えれば、スポンサー収入については世界のビッグクラブ(マンチェスター・ユナイテッド、バルセロナ、レアル・マドリーなど)と同程度のものでなければならないと主張しており、現在新たにアディダス、プーマ、そしてカタール資本が入っているブランドのバルダ・スポーツが検討されている。

現在、ナイキとパリ・サンジェルマンの間で結ばれている契約金額は年650万ユーロ。パリ・サンジェルマン側はこれを大幅に増額し、年2000万~3000万ユーロとすることを求めている。一方、ナイキ側はすでにフランス全土で4000万ユーロを支払っており、パリ・サンジェルマンだけに3000万を支払うことには合意していない。

とはいえ、これは契約交渉の途中にあっての決裂であり、ナイキに圧力をかけるための術と考えられる。パリジャン紙も、最終的にナイキと契約延長する可能性も高いと書いている。

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