7月28日、東アジアカップ男子の最終節が行われ、日本が韓国を2-1と下して勝利。大会初優勝を決めた。

一方、大会をホストした韓国は、ホン・ミョンボ監督就任後の初陣であったものの、2試合を無得点で終え、日本戦でも敗北。内容では優勢ながらもゴールを奪う力に欠け、地元で結果を残すことが出来なかった。

スポーツソウルのイ・ジョンス記者は、この不調に対して「決定力不足解消の答えは日本にあるのでは?」と書いた。

スポーツソウル

イ・ジョンス記者

「この日の試合では、ホン・ミョンボ監督就任後初のゴールが生まれた。393分間続いた干魃状態は断つことが出来たが、結果は敗北。最悪のデビューになってしまった。

3試合で得点はわずか1。2分け1敗で勝利すらも奪えなかった。2011年に札幌で3-0と惨敗したことを初め、アジアカップ準決勝でのPK戦での敗北など、最近の日本との対決では2分け2敗。劣勢は継続している。

その原因となっているのは、いつも繰り返される決定力不足だ。

同点ゴールはキム・ジンスの攻撃参加とワンツーパスが光った。長身のワントップに向かって入ってくる正確なクロスは見られず、他の攻撃方法が功を奏したのだ。

この日2ゴールをあげたのは柿谷曜一朗だ。177cmと小柄で、我々が考えているターゲット型センターフォワードとはイメージがかなり違う。

しかし、日本は彼を利用してゴールを叩きだした。先制点の場面で見せたように、スタートダッシュが早く、キーパーとの勝負を恐れていない。韓国の守備が見せた隙を見逃さず、躊躇せず一対一の状況を作った。

後半ロスタイムの得点もそうだ。チャンスと見て飛び込む瞬発力は抜群だったし、高速のカウンターは韓国のDFに戻る時間を与えなかった。

ホン・ミョンボ監督は、世界の強豪と戦うには守備に重点を置いてカウンターを駆使する『韓国型サッカー』をすると強調した。この韓日戦は、監督に『韓国型サッカーを輝かせるためには、スピードを高める必要がある』という教訓を残したのではないか?」

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