今年の夏も、様々なクラブが日本にツアーとして訪れ、日本のサッカーファンを盛り上げてくれた。
中でもプレミアリーグクラブの人気はやはり圧倒的であり、世界中の様々な地域でツアーを行なっている。昨日長居スタジアムでセレッソ大阪と対戦したマンチェスター・ユナイテッドも今朝早朝、次の目的地香港へと出発した。
そんなプレミア各クラブのツアーに要した移動距離の図解を『Telegraph』が掲載しているので、こちらでも紹介することにしよう。
このグラフによれば、5大ビッグクラブがいずれも20,000マイル(約32,000km)の移動距離を超えており、チェルシーにいたっては30,455マイル(約49,000km)の大台に。地球の一周がおよそ40,000km〜50,000kmと言われており、なんとチェルシーやマンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッドはこの数週間の間に地球一周相当の移動をした計算になる。
プレミアクラブの全体では227,426マイル(365,928km)を消費しており、これはおよそ地球8周分に相当し、この移動に全て飛行機が利用されていれば、62トンもの二酸化炭素を消費したことになるそうだ。
確かに、プレミアリーグの選手たちは私たちに大きな感動を与えてくれた。しかし、本格的なシーズン開幕を前に、この短期間で地球1周分もの移動をしてしまうと、さすがに新シーズンのパフォーマンスが心配せざるをえない。
クラブのマーケティング的意味合いの強いツアーだが、慣れない灼熱の地を転々とすることで選手たちのコンディションは万全なのだろうか。トッププレーヤーたちのオフシーズンはわずかであり、この職業がいかにタフであるかがよく分かる図解であると言えるだろう。