7月14日、ロイター通信は「フラムの新しいオーナーになったシャヒド・カーン氏は、クラブへの財政的支援を行うこと、マイケル・ジャクソン像を動かさないことを約束した」と報じた。
先日報じられたとおり、1997年からフラムの会長を務めていたムハンマド・アル・ファイド氏が、家族との時間を過ごすためにクラブの売却を決断。新会長にパキスタン出身のアメリカ人実業家であるシャヒド・カーン氏が就任した。
ロイター
シャヒド・カーン フラム新会長
「我々は進歩し続け、勝利を収められるクラブになることを目指している。ここは特別な場所だ。絶妙のタイミングで完璧なクラブに入ることができた。
アル・ファイド前会長は、16年もの間で信じられないような仕事をしてきた。そして、そのバトンは私に渡されたのだ。大きなリーダーシップを持って仕事に掛かりたい。私の目標は、アル・ファイドの仕事を継続し、今の事業計画を支援していくことだ。
まだ学ばなければならないものがたくさんある。しかし、それらの遂行を何とか助けていきたいと思っている。具体的に言うのはとても難しいことだけどね。私は現場のマネージャーではないから。細かいことはまだ分かっていない部分も多い。しかし、ピッチでの成功を収めるためになら、必要な財政的支援はきっちり行っていきたい。
まず、スタジアムは26000~30000人の収容能力を備えたものに拡張したい。それは絶対に欠かせないことだ。
私は会長になってから日が浅い。我々はもちろん歴史を保存し、それを尊重していかなければならない。しかし、同時に前進していかなくてはならないのも事実なのだ。
とにかくファンの声に耳を傾け、よく考えてから決定を下したいと思っている。この歴史的な場所は、投資を必要としている。再開発することによって、我々の目標は前進していく」
また、2011年にリバーサイド・スタンド付近に建てられたマイケル・ジャクソン像については、アル・ファイド前会長が『あれはクラブとともにあるもの。動かしたら大きなトラブルになるぞ』と指摘。カーン氏はそれに対して、口ひげを賭けて動かさないと約束した。
ロイター
シャヒド・カーン フラム新会長
「今ここで約束したい。もしそんなことをしたならば、大勢のファンの前で大きなカミソリを手にし、この口ひげを剃り落とすとね」