PK戦。それはサッカーでゴールキーパーが主役となる数少ない瞬間だ。しかも、大会の決勝戦ともなればなおさらである。バルセロナやレアル・マドリー、フィオレンティーナといった強豪クラブも参加して行われたスペインのU-12大会、Torneo Internacional infantil Reino de Leónの決勝は、まさに一人のGKの独壇場となった。

決勝戦でアトレティコ・マドリーと対戦したバルサ(※インファンティルは久保建英くんが在籍しているアレビンの一つ上のカテゴリー)。試合は0-0のままPK戦へ突入し、ここで12歳の守護神、イニャキ・ペーニャくんが大活躍を見せる。

味方の失敗が続く中、5本ものPKを止めると、9人目のキッカーとして自ら登場し成功。最後はGK対決となったPKを再びストップし、実に6本のPKを自らの手で防いでチームを優勝へ導いた。

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