6月22日、CCTVは「中国代表監督を務めているホセ・アントニオ・カマーチョ氏の契約が解除される見込みとなった」と報じた。

契約は2014年夏まで残っているが、それを一年あまり残しての退任となる。報道によればすでにカマーチョ氏本人は契約解除には合意しているが、まだ詳細の条件についての摺り合わせが必要であるとのこと。双方同意の下での退任となるが、実質は成績不振による解任とみてまず間違いない。

スペイン代表やレアル・マドリー、ベンフィカなどを率いた経験を持つホセ・アントニオ・カマーチョ氏は、2011年8月に中国代表監督に就任。しかしワールドカップ・アジア三次予選でイラク、ヨルダンの後塵を拝し敗退。成績が向上しない上、800万ドルと言われる高額の年俸が払われていることにも批判が集中していた。

さらに今月15日に行われた親善試合では、なんとホームで1-5と完膚なきまでの大敗を喫し、しかも相手はほとんどが23歳以下のメンバーで構成された2軍相当のタイであったことも重なり、メディアからは「屈辱的だ」と声が上がっていた。

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