6月12日、レキップ紙は「ルディ・ガルシア前監督がローマに去ったリールは、前モンペリエ監督のレネ・ジラール氏を招聘することが期待されている」と報じた。
予てより報じられてきたように、昨日リールの監督を務めていたルディ・ガルシア氏が、イタリア・セリエAのローマと契約したことが発表された。以前から交渉がされていることは報じられてきたとはいえ、リールは彼との契約を一年残していたため、まだ後任に関しては未定となっている。
その状況の中、ファンに対して「後任は誰がふさわしいか」というアンケートが実施され、40%が前モンペリエ監督のレネ・ジラール氏の招聘を希望していることが判明した。
とはいえ、レネ・ジラール氏は昨季限りでモンペリエ監督の職を退いた際に指導者業からの引退も仄めかしており、リールにとっては難しい交渉相手になる可能性がある。
ガルシアのローマ行きでトーヴァンはマルセイユへ?
レキップ紙は10日に「バスティアからリールへの移籍が決定しているフローラン・トーヴァンであるが、マルセイユからの関心を集めている」と報じている。
トーヴァンは今年1月にリールへの移籍を決め、半年間のレンタルでバスティアに残留した若手FW。今季フランスで最も期待を集めた新星といわれている左利きのアタッカーである。
しかし、リールはリーグアンで6位となり、チャンピオンズリーグばかりかヨーロッパリーグへの出場権も逃しており、さらに彼の獲得に関わったルディ・ガルシア前監督がローマに去ったことにより、トーヴァンの去就にも疑問符がついている状況であるという。
トーヴァンに対しては以前からマルセイユが興味を示していると報道されていた。チャンピオンズリーグ出場権を持つクラブへの移籍に対し、選手本人も興味を示しているとのことだ。もし移籍が決まれば、リールと契約しながら1試合もプレーすることなく去ることになるが・・・。