PSGのアルゼンチン代表MF、ハビエル・パストーレが再びミランのターゲットとなっているようだ。ミランは既にPSGにコンタクトを取ったと報じられている。

今季の4-3-3から来季は4-3-1-2へシステムを戻すと言われているミラン。アドリアーノ・ガッリアーニ副会長は既にトレクアルティスタをマーケットで探していると報じている。クラブ主導のシステム変更はあまり例を見ないが、シルヴィオ・ベルルスコーニ会長が2トップ信奉者であり、現在U-21の欧州選手権に参加しているリッカルド・サポナーラをエンポリから獲得した事もシステム変更に向かっている要因の1つだ。

候補として浮上していたのは「ミラノのアイドル」であるブラジル代表MF、カカ。しかし既にガッリアーニが財政面とカカの年齢面から獲得の可能性を否定している。ボローニャのアレッサンドロ・ディアマンティは年齢面では30歳と気になる所だが、比較的安価で仕入れられる可能性がある事から候補として挙げられていたが、1000万ユーロと移籍金を出し渋っている感は否めない。

そして今回浮上したがPSGのプレーメーカー、パストーレだ。ミランは過去に何度もパストーレ獲得の可能性が報じられており、昨夏もズラタン・イブラヒモヴィッチとチアゴ・シウヴァをPSGに売却する前に獲得の噂が流れていた。

『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、PSGのディレクターであり元ミランの監督およびプレーヤーであるレオナルドの名前がガッリアーニの携帯に表示されたという。ガッリアーニは「やぁ、レオ。ここにはジャーナリストばかりだから動くので少し待ってくれ」と発言したという。

ミラノに本拠地を置く『ガゼッタ・デッロ・スポルト』はこの2人の話がパストーレについてであるとかき立てているようだ。なお、ガッリアーニはその後現在のPSG指揮官であるカルロ・アンチェロッティにも誕生日のお祝いの電話をかけたようだが、この時も23歳のアルゼンチン代表MFについて話したと見られている。

パストーレ本人も以前からミランでのプレーを望んでおり、昨年の12月には「遅かれ早かれミランでプレーする」と発言している。課題はPSGがパストーレを獲得するのに4200万ユーロを支払った事だ。ミランとしてはケヴィン=プリンス・ボアテングとロビーニョを売却して現金を確保する可能性が大いに有り得るが、現状簡単に獲得できる選手ではないだろう。

ガッリアーニは過去にマリオ・バロテッリの獲得がもっとも難しい契約だったと明かしているが、パストーレとの契約も同様に難しいものとなるだろう。

 

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