2年に一度、北中米カリブ海地域の代表チームNo.1を争うCONCACAFゴールドカップの仮登録メンバーが31日に発表された。

今回より登録に関するルールの変更があり、例年通り大会前(今年は今月27日)に23人の正規のリストが発表され同メンバーでグループリーグを戦うが、決勝トーナメントの前に、この35人の仮登録メンバーのなかから4人の変更が可能となった。これは、15日にブラジルで開幕するFIFAコンフェデレーションズカップに今年はメキシコが北中米カリブ海王者として出場するが、奇数年に4年に一度行われる同大会と同2年毎に行われるゴールドカップの日程が重なるため、ゴールドカップに有力な選手を送り込めない事態を回避するために講じられた措置の一つと言えるだろう。

出場12ヶ国のメンバーはこちら(PDFファイルでご確認ください)。

現在、2014年W杯北中米カリブ海最終予選の真っ最中ということもあり、予選に残っている国はほぼベストメンバーを登録したコスタリカ、パナマを除き、比較的経験を浅いメンバーとなった。そのなかでアメリカはクリンスマン体制で代表から長く遠ざかっているランドン・ドノヴァン、オグチ・オニェウらがメンバー入り。カナダには片親が日本人の中島ファラン一生が登録されたほか、エースのドウェイン・デ・ロサリオが復帰。一方、メキシコは仮登録メンバーにコンフェデのメンバーを控えGK1人しか選ばず、言わばBチームで参戦することが明らかになった。

ゴールドカップ本大会は来月7日に開幕し、28日に決勝が行われる予定。なお、ゴールドカップは2大会に一度、優勝国にコンフェデの出場権が与えられることになっていたが、今大会よりコンフェデ前年に行われる大会とその1つ前の大会の優勝国(直近でいうと2013、2015年大会)が、コンフェデの出場権をかけて試合を行うことが決まった。両大会とも同じ国が優勝した場合、決定戦は行われない。

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