6月1日、ガルフニュース紙は「アル・ナスルの監督を務めていたワルテル・ゼンガ氏は、双方合意の下で契約を解除し、退任することが決まった」と報じた。

かつてイタリア代表GKとして活躍したことで知られるワルテル・ゼンガ氏は、2011年の冬にアル・ナスルの監督に就任。初年度は3位という結果を残し、昨季はクラブ史上最高記録となるリーグ2位に引き上げることに成功した。

しかし昨年のACLでは元イタリア代表FWルカ・トーニを擁しながらも惨敗。今季はブルーノ・コヘイア、ジュゼッペ・マスカーラ、森本貴幸と3名の外国人選手を獲得しながらも6位に沈み、ACLでもグループリーグ最下位となった。

成績の低下によりファンからのプレッシャーが増加しており、さらにゼンガ監督は地元メディアとの折り合いが悪く、それが退任の要因となったという。

なおアル・ナスルはすでに後任の捜索を始めており、欧州、南米、北米の指導者を選定している最中であるという。

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