30日、バルセロナに所属している元フランス代表DFエリック・アビダルは、記者会見で今季限りでの退団を明らかにした。

一昨年肝臓に腫瘍が発見され、その後2度の手術を受けるなど長くプレーできない期間を過ごしたアビダル。医師からは復帰が絶望視されていたが、昨季終盤に奇跡的にピッチへと復帰していた。

バルセロナは彼に選手としての契約延長を打診せず、アンバサダーとしての契約を求めていたものの、アビダル本人は来季も現役を続行することを希望していたとのこと。このため、クラブからの退団を決めたという。来季については古巣のリヨン、モナコ、パリ・サンジェルマンなど、またカタールのクラブがオファーを送っていると報じられている。

レキップ&ロイター

エリック・アビダル

「私はバルセロナでプレーし続けたいと思っていたが、クラブの方はそうは思っていなかった。その選択については尊重しているよ。いつかは、ここに戻ってくるつもりだ。

今、私は検討しなければならないいくつかの興味深いオファーをいただいている。私は自分のキャリアをまだ継続させたいんだ。

もちろん引退までの時間は長くはないだろう。しかしまだ1、2年はプレーすることが出来ると思う。出来れば、ピッチの上で最後を迎えたいんだ。私は33歳。まだサッカーを楽しめるし、35歳まではまずやれる。

まだ私はどこに移籍するかは決めていない。それはまず妻と相談しなければいけないからね。生活の場所を変えることはとても難しいことだから。とりあえず言えるのは、そこが確実にヨーロッパの中だということだね」

「正直に言えば、私はとても悲しい。ここでプレーしたいと考え、一生懸命に取り組んできたのだが…。最終的には二つの選択肢があった。残るか、離れるか。プレーを続けたければ、契約を終了するしかなかった。

まだ去就については決めていないが、それについて考える時間はある、今重要なのは、カンプ・ノウでの最後の試合で、ボス(ティト・ビラノバ監督)が数分間でも私をピッチに立たせてくれるかどうかだね。

ドクターは、危険だからプレーすることをやめなさいとは言わなかった。もし通告されていたなら、そうしていたよ」

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