ドイツの首都ベルリンをホームとするヘルタ・ベルリン。近年はエレベータークラブの様相を呈しているが、一年での1部復帰を決めた2012-13シーズンのブンデスリーガ2部でも1試合平均40,021人を動員するなど人気クラブの一つ。過去にはアジアを代表するストライカー、アリ・ダエイ(イラン)を擁してCLに出場したほか、日本の奥寺康彦も1980-81シーズンに在籍。また、下部組織からは地元出身のケヴィン=プリンス(ミラン)とジェローム(バイエルン)のボアテング兄弟を輩出している。
ヘルタはブンデスリーガ3位でクラブ史上初のCL出場権を獲得した1999年にNikeと契約。今月17日に発表された2013-14モデルは、ホームが伝統の青と白のストライプ。アウェイは、CLに出場した1999-00シーズンのユニフォームにインスパイアされたという2色の黄色によるストライプを採用した。
胸スポンサーの「DB(デーベー)」はベルリンに本社を置くドイツ最大の鉄道会社、ドイツ鉄道のロゴ。正式名称は「Deutsche Bahn AG(ドイチェ・バーン)」。
新ユニフォームは19日に行われた2012-13シーズンの最終節、エネルギー・コットブス戦で初使用。試合はDFマイク・フランツの退場で10人になったヘルタが終了間際に追いつき、1-1の引き分けに終わっている。
ヘルタはシーズン終了後、レヴァークーゼンから日本代表MF細貝萌を獲得。移籍の決め手となったのが、細貝のアウクスブルク時代の恩師、ヨス・ルフカイ監督(写真中央)の存在で、クラブは細貝の獲得発表直後にルフカイ監督との契約も2016年まで延長したことを発表した。
21日に東京都内で行われた移籍発表の記者会見の様子。このとき細貝が持っていたのは2012-13シーズンに使用した旧モデル。