タイの各メディアは「代表監督を務めていたヴィンフリート・シェーファー氏は、契約が更新されず退任することが決まった」と報じた。
タイ代表チームは昨年12月に行われたスズキカップでシンガポールに敗れ準優勝に終わり、2月と3月に行われたアジアカップ予選でもクウェート、レバノンに1-3、2-5と大敗した。
タイ王国サッカー協会(FAT)とシェーファー氏は2011年6月に3年契約を結んでいたが、2年目に条件を見直すオプションが付随していたということで、退任決定はそれが行使された形であるという。
後任については、SEAゲームス(東南アジア競技大会)に出場したチームを率いたキャティサック・セナムアンが一時的に担当し、来月15日に行われる中国との親善試合に臨むとのこと。
ザ・ネイション
ウォラウィ・マグディ FAT会長
「我々は『解任』という言葉は使わない。友好的に契約を終了しただけである。サッカーには成功も失敗もある。正常なことなのだ。
現時点では、一時的にキャティサックを代表監督に据える予定だ。彼はタイ・プレミアリーグのことに精通している。彼の指揮の下で中国、ミャンマーとの親善試合を戦う。アジアカップ予選のために誰を代表監督に招聘するか、という議論は、FATの会長選挙が終わるのを待たなければいけない」