スペインのレアル・バジャドリーと言えば、2000年に城彰二が横浜F・マリノスから半年間レンタル移籍し、リーガ日本人初ゴールを決めるなど活躍したことで馴染みのあるクラブ。今季、ミロスラフ・ジュキッチ監督のもとで3シーズンぶりの1部復帰を果たすと、34節終了時点で13位。残留の目安である勝ち点40を獲得している。

valladolid-kappa-2013-special-madrid-2020

そのバジャドリーは4日、アウェイで2位のレアル・マドリーと対戦。クリスティアーノ・ロナウドの2ゴールなど4失点をするも食らいつき、結局3-4の惜敗に終わったのだが、この試合で彼らは特製のユニフォームを使用した。

valladolid-kappa-2013-special-madrid-2020

東京が招致を目指している2020年の夏季オリンピック。そのライバルとして、トルコのイスタンブールとともに立ちふさがるマドリードの五輪招致ロゴを、この試合限定の新ユニフォームに入れて臨んだのである。

valladolid-kappa-2013-special-madrid-2020

Real Valladolid Kappa 2013 Special “Madrid 2020”

本来それは対戦相手であるレアル側の役回りのように感じるが、実はバジャドリーもサッカー競技の会場として名を連ねており(詳細はコラム「Bid for 2020 -五輪候補3都市のサッカー会場比較」で)、クラブや自治体をあげてマドリードでの五輪開催を実現するため今回のユニフォームを用意したとのことだ。

valladolid-kappa-2013-special-madrid-2020

3月末にはトルコでもサッカークラブが「イスタンブール2020」のロゴ入りユニフォームを着用。招致合戦が終盤を迎えた2020年夏季五輪の開催地は今年、9月7日にブエノスアイレスで行われるIOC総会で決定される。

【試合のハイライト】

(権利元の都合により埋め込みコードの掲載を取りやめました)

【厳選Qoly】パリ五輪にオーバーエイジ参加するかも?ウワサの「3名のスーパースター」

日本人がケチャドバ!海外日本人選手の最新ゴールはこちら