1日、北中米カリブ海クラブNo.1を決める12/13シーズンのCONCACAFチャンピオンズリーグ(通称CCL)決勝第2戦が行われ、メキシコのモンテレイが合計スコア4-2と大逆転でサントス・ラグーナとの同国対決を制し、大会3連覇を達成した。
アウェイの第1戦を0-0で終えたモンテレイは38分、サントスのコロンビア代表FWダルウィン・キンテーロに先制ゴールを許すと、後半すぐの50分にもセットプレーからパナマ代表DFフェリペ・バロイにヘディングで決められ0-2に。アウェイゴールルールにより優勝には3点が必要となり、絶体絶命の窮地に追い込まれたモンテレイだが、60分にメキシコ代表FWアルド・デニグリスのゴールで1点を返すと、84分には途中出場の元アルゼンチン代表MFネリ・カルドーソのミドルシュートが決まり2-2に。そして終了間際の87分、セットプレーから再びデ・ニグリスがへディグゴールを決めとうとう逆転に成功。ロスタイムにはチリ代表FWウンベルト・スアソが駄目押しゴールを決め、劇的な試合を制した。
モンテレイの3連覇は1969-71年、まだCONCACAFチャンピオンズカップだった時代にクルス・アスル(メキシコ)が達成して以来の快挙。また、今年12月にモロッコで開催されるクラブW杯の3年連続での出場も決めた。大会初優勝を目指したサントス・ラグーナは栄冠がすぐそこまで迫っていたが、終盤、スタジアムの熱狂的かつ異様な雰囲気にのまれて金縛りにあったかのように足が動かず、昨年に続く準優勝。歴史に残る逆転劇の引き立て役となってしまった。