現在UAEで最も期待される選手の一人である天才MFオマール・アブドゥラフマン。昨年はマンチェスター・シティに練習参加して高い評価を受け、今年初めのガルフカップではUAE代表を優勝に導いた。

一月にはベンフィカからのオファーを断り国内に残ったというオマールは、欧州移籍については急いでいないとガルフニュース紙に話した。


◆ 「ヨーロッパでプレーすることは僕の夢の一つだが…」

「僕のキャリアはまだ始まっていない。ヨーロッパでプレーすることは僕の夢の一つなんだ。しかし、それはオファーの条件と、クラブの決断に依存することだからね。移籍を急いではいないよ。現時点では、僕は2つのタイトルを取ったアル・アインの一員であることを幸せに思っている」

「ただ、もし僕が欧州でプレーすることが出来れば、代表チームにもいい影響をもたらすことが出来ると思うし、他の選手たちの国外移籍を助けることにもつながるだろう。僕はUAEの多くの選手がトップレベルのリーグで成功できると思っている。必要なのはチャンスだけなんだ」

「(リーグ連覇が間近なことについて)僕たちはまだ喜ぶには早い。国内のリーグもまだ終わっていないし、国際レベルの大会を戦う義務もあるから、集中し続けなければならない」

「アル・アインは僕のワンマンチームじゃない。サッカーはそもそも個人スポーツではないし、僕はいつもチームのために働いている。仲間が支援してくれることについても感謝しているし、僕が残した結果は皆チームのものなんだよ」


一方、オマールが所属するアル・アインの会長を務めているシャイフ・アブドゥラ氏は、オマールの移籍を認めると話しつつも、具体的なオファーはなかったと話したという。


◆ 「チャンスが巡ってくれば、それを止めることはしない」

「どこかのクラブから真剣なオファーが来たことはない。しかし、我々はアル・アインだけではなく、代表チームの利益になるようなオファーであれば、受け付けるつもりだ。彼の才能を伸ばし、将来的によりUAEに貢献できるようになるチャンスが巡ってきたのであれば、それを止めることはしない」

「オマールは『国宝』だ。ロンドン五輪の後、彼がマンチェスター・シティでプレーし続けられるように、というフロントからの指示があったが、英国の労働規則がそれを許可しなかった。いま、我々はオファーを待っているよ」



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