ロイター通信は「リビアの副首相を務めるアワド・イブラヒム・アル・バラシ氏が、2017年アフリカネイションズカップに向けて3億1400万ドルを投資する計画を発表した」と報じた。
リビアは今年1月にアフリカネイションズカップを開催することを予定していたものの、治安状況の悪化によって開催を断念。2017年大会のホストに決定していた南アフリカと交換する形で、開催を4年間延期していた。
2017年大会の開催に際しては、60000人収容のメインスタジアムのほか、ミスラタに23000人収容の第二スタジアムが建設される予定となっており、ベンガジでも試合が行われるという。
アワド・イブラジム・アル・バラシ副首相は、ロイター通信の取材に対してこのように話したという。
◆ 「リビアの治安状況は誇張して伝えられている」
「ネルソン・マンデラが南アフリカを統一したように、我々はこのアフリカネイションズカップ開催計画の下でリビアを統一したいと考えている」
「6月にスタジアムの建設計画が再開される。そして今年中に11のスタジアムを建設するために4億ディナール(およそ300億円)の予算を政府に求めている」
「リビアの治安状況は、現実よりも誇張して伝えられている。我々は隣国よりもはるかに安定した状況にある」