現在、アーセナルの正GKは、ヴォイチェフ・シュチェスニの負傷もあり、ウカシュ・ファビアンスキが担っているが、「はたしてこのままの状態でいいのか?」とGK陣の力不足を嘆く声も少なくない。また、シュチェスニが万全の状態であれば、彼がゴールマウスを守るべきだという考えは根強いが、その意見にも反対する者も存在する。
ガナーズの守護神として500試合以上に出場したレジェンド、デイヴィッド・シーマンは『sky sports』の中で以下のように語った。
「イェンス・レーマンは高いクオリティーを持ったゴールキーパーだった。『彼はクレイジーだった』と思いだす人間は多いと思うが、ゴールキーパーとしての能力はたしかだった。彼が去ってからは若手が入ってきたが、その後釜を務めることは簡単ではない」
「アーセナルは、常にプレッシャーがつきまとうほどの巨大なクラブだ。そして、そのプレッシャーは若いゴールキーパーたちにも影響がある」
「今後、アーセナルのGK陣がどのような方向に進んでいくのかはわからない。シュチェスニが復帰してもそのまま正ゴールキーパーになるかどうかは不透明だ。ファビアンスキも興味深いパフォーマンスを見せているからね。あのポジションの競争率は激しいよ」