3月28日に行われたUEFA執行委員会の終了後、会長を務めているミシェル・プラティニ氏が記者会見に臨み、その様子をロイター通信が報じている。

2012年末に行われたクラブ・ワールドカップで試用され、今夏のコンフェデレーションズカップ、来年のワールドカップで使われる予定となっているゴール判別システムに関しては、「チャンピオンズリーグで使うには値段が高すぎる」という以前からの意見を重ねて述べている。

「チャンピオンズリーグやヨーロッパリーグでそれを使うとするならば、試合が行われる一つ一つのスタジアムにそれを設置しなければならないわけだ。

要するに280のスタジアムにそれをインストールする必要があり、その後国内リーグの前に再び外さなければならない。

そのコストは5年間で5400万ユーロ(約65億円)だ。これは40年に一度起こる誤審によって被る損害よりも圧倒的に高額だ。

正直に言えば、そのお金はインフラの整備やユースサッカーのために投資したい。レフェリーがゴールを見ていないという、ごく希な事象を防ぐシステムよりはね。

(CLで導入されている審判5人制について)その結果には非常に満足しているし、ミスは起きていない。レフェリーはピッチで実際に起こっていること全てを見ることが出来る。もちろん、事象をどのように解釈するかという問題はあるが、全てを見渡せる状態になっている。

多くの協会が5人制を採用したいと思っているが、その財政的な余裕がないところも多い。UEFA財政委員会及び執行委員会は、それらの協会を支援することを決定した」

【厳選Qoly】東南アジア最強を決める三菱電機カップで日本出身選手が躍動!活躍する日本出身の5選手を紹介