3月26日、フィリピンで行われていた予選グループEの最終節が行われ、AFCチャレンジカップ2014の出場チームが全て決定した。
各グループで1位となったミャンマー、キルギス、アフガニスタン、パレスチナ、フィリピンがストレートで突破。2位となった5チームのうち、成績上位2チームとなったトルクメニスタン、バングラデシュが本大会へと進んだ。
最大の驚きとなったのは、これまでタジキスタンと共に4大会連続出場を果たし、2008年には優勝も勝ち取った経験を持つインドの敗退。グループAで戦ったインドは、3月6日に行われた地元ミャンマーとの対戦を1-0で落とし、グループ2位に甘んじた。
勝ち点は6で勝ち抜けの可能性も高かったが、なんと4チームが同じ勝ち点6となる大混戦に。バングラデシュに得失点差で劣りつつもギリギリで本大会出場枠に残っていたが、最後に行われたグループEで波乱が起こる。大会直前でブルネイが参加を辞退し、彼らが関わる試合が全て0-3の敗北扱いとなったのである。
この恩恵を得たトルクメニスタンは、さらに初戦でカンボジアを7-0という凄まじいスコアで破り、不戦勝での3点がプラス。最終節でフィリピンに敗れたものの、余裕の得失点差+9でインドを競り落とした。また、タジキスタンもグループ2位のうち4位となって敗退しており、5大会全てに出場するチームはゼロとなった。
(※先日のブルネイ辞退の記事でトルクメニスタンが出場を決めていると書いてしまいましたが、フィリピンに6点差以上で敗れた場合に敗退の可能性が残っていました。謹んでお詫びを申し上げます)
なお、ここ数大会猛威を振るい2010、2012年大会を連覇しアジアカップ出場権を獲得していた北朝鮮代表は、今回は大会自体から除外されている。
AFCチャレンジカップ2014本大会は来年8月23日に開幕。予選を突破した7チームにホストを務めるモルディブを合わせた8チームで争われ、優勝者にはアジアカップ2015の出場権が与えられる。