ザ・サン紙は「マンチェスター・シティに所属しているコートジボワール代表MFヤヤ・トゥレの代理人が、今夏での退団の可能性を示唆した」と報じた。
契約は2015年まで残っているが、ヤヤ・トゥレは更新を希望し、昨年9月から交渉を続けてきた。
しかしそれが現在のところ不調で、停滞していることに対して不満を募らせているという。最終的には残りの契約期間を買い取り、退団することも考えているとのことだ。
代理人を務めているディミトリ・セルクはこのように話した。
「我々は9月以降新しい契約について議論してきた。あと一ヶ月で、彼はチームを去ることが出来る。彼らは交渉を続けているにもかかわらずそれに応えない。ヤヤはそれを失礼だと感じている。
とても残念なことだ。シティは大きな年俸を支払ってくれてはいるが、人間関係が何より大事であるということを理解していない。ヤヤは、クラブから必要されていないと感じているのだ。
ヤヤはもちろん高い給与を貰えていることは第一に認識している。しかし、彼はあのポジションで世界一の報酬は貰っていないし、他のクラブならそれが実現できる。
彼は世界最高のボックス・トゥ・ボックス・プレイヤーだ。センターバックにも、センターフォワードにもなれる。フェラン・ソリアーノ、チキ・ベギリスタインはオファーを送っては来たが、ヤヤはあと2ヶ月でチームを去ることが出来る。まだその選択肢は捨てていない。
ヤヤがバルセロナから去ったとき、チキがそこに居た。そして今、彼はシティにいて、ヤヤが再び去ると言うことだ。
我々はクラブを去りたい。もし数ヶ月前に契約が完了していれば満足だったのだがね。我々は給与の話ではなく小事について議論している。ヤヤにとっても、シティのようなクラブにとっても、悪いことである。賞賛の言葉が何よりも重要なのに。
スタジアムの周りには成功を記念する選手の写真が飾ってある。クラブショップでも全員のシャツがある。しかしヤヤのものだけがない。
選手が個人賞を受けた場合、バルセロナやレアル・マドリーは移動費を支給してくれる。ヤヤがアフリカ年間最優秀選手賞を受賞したとき、シティはその費用を支給せず、クラブの誰も同行しなかった。
シティは大きなクラブなのだが、ヤヤのためには何もしてくれないのだ。もちろん、ヤヤは数百ポンド程度の補償は求めてはいないがね。しかし、あの賞はシティの国際的名声に寄与するところは大きかったはずだ。
私はバルセロナで生活している。多くの人々は、ヤヤを放出したことが近年最も大きな過ちだったと言っている。
ロベルト・マンチーニはとてもカリスマがあり、とても支えてくれる。彼はヤヤの重要性を認識してくれている。
しかし、スタッフにはそれがない。それはブライアン・マーウッドの到着と共にやってきた。そして今、ヤヤがバルセロナを去らざるを得なかった時に、バルセロナにいた人物との付き合いを余儀なくされている。
チキ・ベギリスタインは新たなテクニカルマネージャーだ。おそらく彼は、ヤヤを放出して誰か他の選手を引き入れたいのだろう。
ここ3日で契約交渉が成功するのであれば、シティに留まるだろう。しかし私はそうなるとは思わない。そして、ヤヤも考えを変えないだろう」