2013年3月12日(火) - 埼玉スタジアム2002(さいたま)
浦和レッズ 4 - 0 ムアントン・ユナイテッド
柏木8’
関口 64’
原口 69
トリティ(OG) 78’
90' シャキ
浦和レッズが見事にホーム開幕戦を勝利で飾った。グループで最も力が劣るムアントンに対しては、各チーム確実に勝ち点3を取ることが大切。そのミッションを確実にやり遂げた。
レッズはこれまでのメンバーとは少し違い、那須が初スタメン起用。またフォーメーションも、最初から最後までかなり4バックに近い形だった。那須がアンカーに上がりセンターバック二人と三角形を作って、ワントップの相手に対して数的優位を形成、ボールを回す。また、外により開くことが可能になった槙野と森脇は、ウイングと縦の関係を作り、サイドに攻撃の厚みを作ってチャンスメイクに貢献した。
ムアントンはおそらくこの形を予想していなかったようだった。1対3になったFWは全く守備が出来ず、サイドでは押し込まれ、中には人数が余る。ウイングバック+ウイングでサイドからのカウンターを狙っていたようだが、相手が4バックでは特に外で数的優位も作れない。
途中からはシャキが前に上がって2トップ気味になり、最前線での守備を改善させようとしたが、効果はそれほど現さなかった。また30分にはピヤポンが槙野のドリブル突破を止められず2枚目の警告を受けて退場。この時点で試合の趨勢は決まったようなものだった。
8分にコーナーキックから柏木のボレーが決まって先制していた浦和レッズは、前半こそ得点を追加できなかったものの、後半に爆発。64分には関口のクロスが直接逆サイドネットに吸い込まれて2点目。その数分後には途中出場の原口が平川からのクロスをヘディングで合わせて3点目。
さらに78分には、那須からのフィードで裏に抜けた原口の横パスを引っかけたトリティがオウンゴールを犯し、4点目が決まった。90分にはシャキにヘディングを決められ失点を喫するも、4-1というスコアで勝利を収めることに成功した。
大きなミスも何度かあり、守備ではスリリングな場面も見られたものの、それでも実力の差を見せた一戦であったと言える。