3月6日、ルメーヌリブル紙は「ル・マンFCは2月の給与の支払いが不可能になったことを発表した」と報じた。

かつて松井大輔選手が所属したことで有名なル・マンFC(当時はル・マンUC)。09/10シーズンに二部に降格した際にクラブの名称を現在のものに変更し、さらに新たな本拠地MMAアレナに移転して再出発を切ったものの、昨季は17位と三部降格がちらつく成績に終わった。

さらに今季は深刻な財政難に陥っていることが数ヶ月前から報じられており、DNCG(リーグの監視組織)の調査対象となった。昨年6月30日の時点で負債は750万ユーロ(約8億円)。11月に150万ユーロの資本増強を行ったものの、12月下旬の時点でも不在は700万ユーロと危機を回避できず。既に財務状況は破産に極めて近いものとなっていたという。

2月にはル・マンの自治体が不動産の買い取り、チケットの購入などで100万ユーロを支援したものの、その甲斐なく今回ついに従業員、並びに所属選手の給与を支払うことが出来なくなり、会長を務めているアンリ・レガルタは火曜日の午後にクラブハウスを訪れ選手、スタッフと面談、滞納を余儀なくされたことを報告したとのことだ。

 

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