3月2日に行われたサンテティエンヌ対ニース戦で、ジェレミ・クレモンの腓骨と頸骨を開放骨折させるアクシデントを起こしたヴァランタン・イセリック。それから数日が経ったものの、イセリックはそのショックから抜け出せずにいるとレキップ紙のインタビューに答えた。
「僕は間違ったことをしてしまった。罪を犯してしまったと感じている。僕にあんな事をする権利はなかった。あんな怪我をさせてしまったことについては、何度も重ねて謝罪することしか出来ない。
起こったことを理解するために再び場面を見ようとしたが…駄目だった。出来なかった。僕にとって、それを理解するのはとても困難だった。あのイメージが今でも頭に焼き付いている。あの土曜日以来、クレモンの足首が直角に曲がっている映像が、頭にちらついて離れないんだ。
クレモンは僕に手術がうまく行ったことを知らせてくれた。彼は数ヶ月で再びピッチに戻ってこれると。とてもほっとしたし、彼は凄い。もし自分があんな目に遭ったら、同じ事が出来るだろうか?
まだ怒っていて、僕のことを許さないのがむしろ普通じゃないか。そして彼の父親は、僕に『この件について、何を言われても気にするなよ』と言ってくれたんだ。
土曜日のことは何を言われても仕方ないし、何度でも謝るつもりだ。リーグアンはあと11試合あるが、僕はもう出場することはないだろう。僕は大きな過ちを犯したんだ。その責任は取らなければならない」
ニースの監督を務めているクロード・ピュエルは、イセリックの状態についてこのように話している。
「ヴァランタン(・イセリック)と彼(ジェレミ・クレモン)の間には交流があった。ヴァランタンには身体的に怪我があるわけではないが、罪悪感に苛まれている。水曜日まではトレーニングに参加しない。その後ミニゲームに出られるようなら、プレーできるか確かめる。ヴァランタンが再びサッカー選手としてピッチに出られるように助けていきたい」