職は辞さず

リーグカップとFAカップでは下位リーグのクラブ相手に敗れ、CLではバイエルン相手にファーストレグで1-3とリードを奪われて敗退が濃厚。さらに、プレミアリーグでは、現在、首位と勝ち点差21の5位と今季も無冠の可能性がほぼ確定的なアーセナル。当然ならこの状況をグーナーは黙っておらず、アルセーヌ・ヴェンゲルの辞任を要求する声も少ないが、当の本人にその気は全くないようだ。記者会見の中でその可能性を問われたヴェンゲルは、すぐさま否定した。

「我々がこの状況の中でしなければならないことは、団結して強くなることだ。(FAカップでブラックバーンに負けてから)ネガティブな意見が目立つが、そのことで不安定になってはならない。」

「正直、ギブアップしたいか?全くもってそのような感情はないね。一秒すら考えたことがない」

「私は2014年までチームと契約しているし、まだ計画の途中だ。このチームで長い間指揮を執っているし、自分が何をするべきかをよく考える必要がある。将来について考えるのは契約が満了してからだ。それよりも考えることはない」

2005年にマンチェスター・ユナイテッドとのPK戦を制して以来、7シーズンに渡ってノンタイトルのガナーズ。「そろそろヴェンゲルとの別れの時期だ」、「ミハエル・ラウドルップのように有望な新指揮官を連れてくるべきだ」など、監督継続に批判的な意見は膨れ上がっているが、とにもかくにも、アーセナルの方向転換は2014年の夏か。

(筆:Qoly編集部 T)

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